【フォーサイト失敗談】社労士試験に不合格となった理由
この記事を見て頂いているということは、こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
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私は以前フォーサイトの社労士講座を受講して、社労士試験に合格した現役の社労士です。
みなさんがイメージする社労士試験の短期合格とは、3~6カ月遅くても1年以内といったところではないでしょうか。
私は、合格までに2年かかり、短期合格という意味では達成できなかった人間です。
ただ社労士試験は、勉強の進め方次第で十分に短期合格が可能な試験だと、受験をして感じました。
本記事は、私の社労士受験の失敗談です。
この失敗談がみなさんの短期合格への近道になることをお約束します。
本記事では私の失敗談を交えながら、「社労士試験に短期間で合格する方法」「フォーサイトの社労士講座のメリット・デメリット」「フォーサイトの合格率が異常に高い理由」などについて解説します。
社労士とは
社労士の概要
社労士とは、労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理に精通した専門家です。
正式名称は、「社会保険労務士」といいます。
社労士は、労務管理のプロとして年々需要が高まっています。
以下は、社労士が今後期待される業務の一例です。
- 働き方改革による長時間労働の削減のコンサル業務
- テレワーク導入による労務管理
- ジョブ型雇用の採用による評価制度の見直しなど
その他、社労士の独占業務や登録種別などについては、以下の「社労士資格の未経験での活かし方【社労士の実態と将来性を徹底分析】」を参照してください。

では社労士になるための第一関門である社労士試験は、難易度がどのぐらいなのか見ていきましょう。
フォーサイトの合格率はホント?
社労士試験の難易度
社労士試験は、数ある国家試験の中でも難関試験の一つとされています。
以下の表のとおり、直近10年間の合格率は、1桁台を推移している状況です。
そんな厳しい状況の中、フォーサイトの合格率は、全国平均の4倍近い数値となっています。
「なんかフォーサイトって怪しくない?」と思われる方もいるでしょう。
そんな方は、こちらの「フォーサイト社労士講座は怪しいのか?【口コミの評判を信用してはいけない理由】」を参考にしてください。

フォーサイトの合格率が高い理由は、最短での合格を追求した講座内容にあります。
その社労士講座の特徴を探っていきましょう。
フォーサイトの合格率が高い5つの理由
フォーサイト受講経験のある私が考える合格率が高い5つの理由は、以下の通りです。
5つの理由
- あくまでも合格が目的
- 視覚的に理解できる
- 毎年改正
- 購入するハードルが低すぎない
- いつでもどこでも学習できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
あくまでも合格が目的
フォーサイトの社労士講座は「スピード合格講座」という名称であり、標準学習期間が3~6カ月となっています。
これは私の体感ですが、この期間で合格するのは相当難しいと思います。
ただその期間中に合格している方がいるのも事実で、以下のすべての条件に該当すれば可能性はあるかなと。
- 日頃から労務管理、労働・社会保険の手続き業務に携わっている
- 週に3日ほど5時間以上のまとまった勉強時間が確保できる
- 以前に法律の勉強経験がある
この条件に当てはまらなくても、6~12カ月以内で合格する方は珍しくありません。
それはフォーサイトの社労士講座が勉強する箇所をなるべく厳選し、合格ラインギリギリを狙う内容になっているからです。
合格するのに満点を取る必要はありません。
また試験範囲すべて網羅する必要もありません。
視覚的に理解できる
法律初学者の方は、法律の条文とその解説がひたすら羅列されているようなテキストを使うことは、おすすめしません。
法律の文言を理解するには、慣れが必要だからです。
初学者で、一回読んだだけで理解できる方は、相当読解力がある方ですね。
フォーサイトは、初学者が理解しやすいように次のような工夫がされています。
- すべてカラーになっている
- 解説を図表化されている
- イラストを用いて堅苦しさを和らげている
解説に図や表を使うことは法律の理解を深めるだけでなく、文字数を減らしてテキストのボリュームを減らす効果もあります。
まずyoutubeのサンプル講義で、雰囲気だけでも感じ取ってみてください。
毎年改正
フォーサイトは本試験終了後、講座会議を実施し毎年テキストの改正を行っています。
そこでは法改正への対応はもちろん、受講生の声から講師と受講生との考え方のギャップを埋める作業を行うことで、最高の品質を保っているのです。
購入するハードルが低すぎない
これはどの通信型や通学型の講座にも言えることですが、安易な気持ちで受講できる価格帯ではありません。
社労士講座の相場
通学型予備校 | 20万円台 |
通信講座 | 10万円台 |
市販の参考書 | 3~5万円台 |
ざっくりこんな感じでしょうか。
10万円台は「とりあえず買うか!」という価格帯ではないですよね?
そのため本気で短期合格を目指す方が集まってくる傾向にあります。
この意識の高さもフォーサイトの合格率が、全国平均より高い要因の一つとも言えるでしょう。
その中でもフォーサイトは、他社の通信講座と比べても低価格なところも魅力となっています。
他社の講座の価格帯も知りたい方は、こちらの「社労士のおすすめ通信講座【厳選3社を徹底比較】」もご覧ください。

いつでもどこでも学習できる
働きながら勉強するには、時間を有効に活用することが重要です。
フォーサイトの通信講座は、通勤時間やスキマ時間に勉強できるツールが揃っています。
例えば次のような方法があります。
- 通勤時間にスマホで講座を受講
- eラーニングを使って、ゲーム感覚でアウトプットできる
「ManaBun(旧道場破り)」は、フォーサイト独自のeラーニングシステムで、短期合格に最適な機能が備わっています。
どんな場所でも勉強モードに切り替えることができます。
ManaBunの主な特徴
- 完全オリジナルなeラーニングシステムである
- スマホ一つで講義を受講できる
- 容易に学習スケジュールの作成が可能
- ゲーム感覚で確認テストに挑戦できる
もっと詳しくフォーサイトeラーニング(ManaBun)について知りたい方は、こちらの「【社労士学習のトレンドeラーニング】フォーサイトManaBun(旧道場破り)の実力とは?」でご確認ください。

以上がフォーサイト社労士試験の合格率が、高い5つの理由です。
自分が使うテキストや通信講座の特徴を把握しておくことは、非常に重要なことです。
勉強の仕方を間違えると、短期での合格は不可能と言っていいでしょう。
次は私が1年目で、フォーサイトの通信講座を受講した時の失敗談についてお話しします。
フォーサイト1年目にした4つの失敗
私がしてしまった失敗は以下の4つです。
4つの失敗
- テキストを読むのに時間をかけ過ぎた
- 横断学習と法改正対策をしていない
- 試験直前期にまだ過去問を解いていた
- ツールを有効に活用できなかった
詳しく見ていきましょう。
テキストを読むのに時間をかけ過ぎた
1つ目は、インプットに時間を掛けすぎてしまったという点です。
法律の初学者だった私は、テキストの内容を理解するのに時間がかかり、1カ月近くかかった科目もありました。
こうなってしまったのは、次のような思考だったからです。
- 1周ですべてを覚えようとした
- 完璧を追求し過ぎて、理解できるまで先に進めなかった
- テキストを読み込めば問題が解けると勘違いした
インプットに時間を掛けていては、短期間での合格はまず不可能です。
こうすべき!
社労士試験の受験範囲は膨大で、立ち止まっている暇はありません。
最初は、なるべく早く全体像を把握することを心掛けてください。
横断学習と法改正対策をしていない
社労士試験は、細かく分けると一般常識含めて10科目になります。
各科目の「目的」や「適用事業所」などは似通っているため、項目によっては全科目まとめて覚えた方が効率的な場合があります。
これを横断学習といいます。
また社労士試験で出題される法律は、頻繁に改正が行われるためアップデートする必要があり、本試験では、その年の4月上旬までの改正が試験範囲となります。
「横断学習」と「法改正対策」の2つは、合格するために重要なポイントです。
「横断学習」という言葉すら知らなかった私は、「横断学習」と「法改正対策」のテキストが付録されていない一番安価なセットを受講してしまいました。
こうすべき!
フォーサイトでこれらの対策テキストが付録されているのは、バリューセット2もしくはバリューセット3になります。
ただ、かなり高額になってしまうので、バリューセット1のみ受講して足りない分は、市販の参考書を買うという方法もあります。
市販なら2,000円前後で買えますし、最近は優良な参考書が多いのでおすすめです。
おすすめの市販の参考書が気になる方は、こちらの「【社労士資格を取得するための必須参考書】独学で突破するための活用術を徹底解説!」をご覧ください。

試験直前期にまだ過去問を解いていた
試験直前期は、予想問題や法改正対策、白書や統計対策などやることが盛りだくさんです。
しかし、私は7月に入ってもまだ過去問をひたすら解いていました。
それもこれもインプットに時間を掛けすぎたためです。
計画は本当に大切。
勉強を開始する前は、本試験までの計画を必ず立てましょう。
こうすべき!
初学者の方が、いきなり学習スケジュールを立てるのは難しいと思います。
本試験までの学習スケジュールは、こちらの「社労士試験に必要な勉強時間とは?【時短できる良質な勉強法】」で公開しているものを参考にしてください。

ツールを有効に活用できなかった
通勤時間やスキマ時間に、フォーサイトの学習ツールを有効に活用できませんでした。
往復2時間ほどの通勤時間も、気が向いたときに単語帳を見るぐらいで、時間をおろそかにしていました。
普段働いている方は、まとまった時間を取ることはあまりできません。
そのため合格するには、スキマ時間を有効に活用することが本当に大切です。
こうすべき!
以上の私の失敗した内容とフォーサイト社労士講座の特徴を理解できれば、合格にだいぶ近づけるはずです。
さらに詳しく短期合格するための勉強法を学びたい方は、こちらの「一発合格!社労士試験【初受験の失敗を活かした勉強法】」をご覧ください。

また短期合格するには、受講する講座のデメリットもしっかり押さえておく必要があります。
続いては、実際に私が受講して実感したフォーサイト社労士講座のデメリットを紹介します。
フォーサイト社労士講座の5つのデメリット
私が実感したフォーサイト社労士講座のデメリットは、以下の5つです。
5つのデメリット
- ある程度自分で調べる意欲が必要
- モチベーションを保つのが難しい
- マンネリ化しやすい
- 勉強の進捗状況の判断が難しい
- 情報収集が困難
では詳しく解説します。
ある程度自分で調べる意欲が必要
テキストの内容がだいぶ絞られており、「え?これ載ってないの!?」というものが多々あります。
そのため過去問の解説や自分で調べたりして、手書きでテキストに書き足すことも必要になってきます。
モチベーションを保つのが難しい
通学型の予備校だと、勉強する環境が整っているので、自然とスイッチが入ります。
ただ通信講座や独学の場合は、勉強モードへ切り替えるのがなかなか大変です。
モチベーションを保つには、休みを作ることも大切です。
毎週金曜は勉強せず、仕事が終わったら飲みに行く日と決めてもいいでしょう。
マンネリ化しやすい
テキストのボリュームが少ないということは、基本的に同じテキストを何周もして、同じ過去問を何度も解くことになります。
そのループは相当しんどいし、つまらないです。
後ろから問題を解いたりして、ちょっと変化をつけてみるのもいいかもしれません。
勉強の進捗状況の判断が難しい
自分の現在地がわかりづらいというのも、通信講座の悩みの一つです。
周りの状況がわからないのは本当に不安です。
これは私も経験しましたが、点数が伸びるのって本当に本試験の直前なんですよね。
自分が決めた道を信じてコツコツ勉強し続けるしかありません。
情報収集が困難
法改正などの情報を集めるのが大変というデメリットもあります。
法改正のテキストが手元に届くのも本試験直前になるので、それまで自分で情報収集することになります。
ネットで地道に検索しながら覚えていくしかありません。
合格には自分にあったテキストを見つけることが非常に大切です。
続いては、フォーサイト社労士講座に向いている人についてまとめました。
フォーサイトを受講すべき方の特徴
向いている方
- 短期で合格したい方
- 法律初学者の方
- なるべく安価で済ませたい方
向いていない方
- 1年目はとりあえず受験する方
- 他の通信講座を使ったことがある方
- 通学型だと続かなかった方
- 高得点を狙いたい方
- 他に夢中になっていることがある方
- 自分で調べることが面倒と感じる方
「向いていない方」に一つでも当てはまっていたら、受講しない方がいいと思います。
お金の無駄になる可能性が非常に高いです。
ただ向いている方の中でもこんな方は、フォーサイト一択だと思います。
絶対おすすめな方
- 仕事が忙しい方
- 半年以内に合格したい方
- 10万以内に抑えたい方
- 法律の勉強をしたことがない方
短期合格者の共通点として挙げられるのが、「計画通りに行動できる人」「時間を無駄にせず、すぐ行動できる人」です。
時間が出来た時ではなく、今すぐに行動しましょう。
フォーサイト講座内容と種類
フォーサイトの「社労士 スピード合格講座 2023年度 試験対策」は、単科ごとに注文できますが、3タイプのバリューセットのいずれかが断然お得です。
それぞれ活用すべき国の補助とフォーサイト独自の制度もあるので、それと合わせてご紹介します。
バリューセット1,2(教育訓練給付制度対象)
バリューセット1
講座の内容
- 一番安価な基礎講座と過去問講座のセット
- 「横断学習」「法改正対策」の付録なし
- 模擬試験や予想問題集の付録あり
こんな方におすすめ
- 10万円以内に抑えたい方
- 「横断学習」「法改正対策」は市販参考書を活用する方
市販で参考書を買い足しても10万以内で納まるので、おすすめです。
バリューセット2
講座の内容
- バリューセット1に直前対策講座が付録されているセット
- 直前対策講座の内容(1.択一講座編、2.法改正対策編、3.横断まとめ編、4.白書・統計対策編、5.選択対策編)
こんな方におすすめ
- 合格に必要なテキストをすべて揃えたい方
- 助成金を活用したい方
バリューセット1と2は、雇用保険の教育訓練給付制度の対象講座になります。
※2023年度よりバリューセット3も教育訓練給付制度の対象講座となりました。
教育訓練給付制度は、講座の受講修了後に条件を満たせば、学費の20%を国が補助してくれる制度です。
教育訓練給付制度について詳しく知りたい方は、こちらの「一体ナゼ!?フォーサイトの受講料が2割戻ってきたワケ【教育訓練給付制度を現役社労士が徹底解説】」をご覧ください。

教育訓練給付制度を希望する場合は、受講申込の「お客様情報の入力」の際に必ず教育訓練給付制度「希望する」にチェックを入れて下さい。
バリューセット3(全額返金保証制度対象講座)
バリューセット3
講座の内容
- バリューセット2+過去問演習システムを利用できるフルパックセット
- 全額返金保証制度が適用可能
バリューセット3だけのお得な特典や受講するメリットについては、こちらの「フォーサイト社労士講座を再受講すべき?【無料で再受講する方法/しなくても合格できる方法(実証済み)を大公開】」で詳しく解説しています。

こんな方におすすめ
- 一発で合格できるか不安な方
- 教育訓練給付制度を活用できない方
2021年度からバリューセット3のみ全額返金保証制度の対象講座となっています。
もし不合格でも条件を満たせば、受講料が全額返金される安心な制度です。
ただ条件は結構厳しいので、申込み前に必ず【フォーサイト公式】全額返金保証制度についてをご確認ください。
本記事のおさらい
- 社労士は、今後の日本社会の労働問題を担うプロフェッショナルである!
- 社労士試験は、働きながらでも短期合格可能!
- フォーサイトの社労士講座の合格率は全国平均の4倍以上!(2022年度実績)
- フォーサイトの通信講座は、安くて高品質!
今後、終身雇用制度は終わりを迎え、専門性が求められる時代がすぐそこまで来ています。
「あなたの専門は?」と面接で聞かれて答えられる人は、どのぐらいいるでしょうか。
みなさんも社労士試験に合格して、自信を持って答えられるようになってください。
目標を達成することは自己肯定感を高め、他人の価値観に振り回されない人生を送ることができるようになります。
日々勉強です。
常に目標を持って、新しいことに挑戦して行きましょう。