一体ナゼ!?フォーサイトの受講料が2割戻ってきたワケ【教育訓練給付制度を現役社労士が徹底解説】
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こういったお悩みを抱えている方いませんか?
この記事を書いている私は、今までいくつもの助成金手続きに携わってきた現役の社労士です。
そんな私が、次のことをわかりやすく解説します。
本記事の内容
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みなさん一度、直近の給与明細を見てください。
「雇用保険料」が控除されていますか?
控除されている方は、「教育訓練給付制度」を活用できる可能性があります。
知らないと、最大10万円得するチャンスを逃してることになります。
本記事を読んで、目の前のチャンスを掴みとってください。
現役社労士が「教育訓練給付制度」について詳しく解説
教育訓練給付制度とは?
教育訓練給付制度について、厚生労働省のホームページでは、こう書かれています。
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。
《参考サイト》厚生労働省:教育訓練給付制度
つまり、今の仕事のキャリアアップまたは他業種への転職などのため、資格取得など社会人の自己啓発を、国が支援してくれる制度です。
教育訓練給付制度は、3つの訓練に分けられます。
3つの教育訓練
制度名 | 概要 |
---|---|
一般教育訓練 | 比較的短期間な訓練や資格取得など通信講座なども対象 |
専門実践教育訓練 | 専門性が高く、実務経験を要する訓練が対象 |
特定一般教育訓練 | ITスキルなど、キャリアアップ効果が高い訓練が対象 |
本記事では、フォーサイト社労士講座が対象となっている「一般教育訓練」について、詳しく解説します。
その他2つの教育訓練について知りたい方は、こちらの「教育訓練給付制度を活用したい!【失業してないあなたも受給できます】」をどうぞ!

一般教育訓練給付制度
「一般教育訓練制度」はあまり認知されておらず、活用している方が少ないのが現状。
そのため、こんな勘違いをされている方も少なくありません。
よくある勘違い
- 失業している人が対象でしょ?
- 自分は過去に受給したことがあるからもう受けれない
- 育休中に資格の勉強をしたいんだけど、補助はないよね?
- 会社を辞めて雇用保険に加入してないからなあ
- 若者が受給するものだから定年後の私には関係ないでしょ?
以上の方々も対象となる可能性があります。
また一般教育訓練給付には、次のようなメリットもあります。
受講するメリット
- 最大10万円補助がある
- 公的機関お墨付きの訓練のため安心
- 個人で手続きするため会社にバレない
- 自分に合っているか不安という方も安心
それぞれのメリットについて詳しく解説しましょう。
最大10万円補助がある
教育訓練経費の20%が補助されます。
最大10万円まで補助してくれるので、「受講料が高くてあきらめる」というリスクも軽減できます。
補助の対象となる教育訓練経費とは、最大1年分の「入学料」「受講料」を言います。
注意点
- 10万円を超えたら、超えた分は支給されない
- 検定費用や必ずしも必要としない補助教材、交通費、パソコンなど対象外
- 助成額が少額だと支給されない(助成額4千円以下は不支給)
公的機関お墨付きの訓練のため安心
自分が選んだ講座すべてが対象となるわけではありません。
教育訓練機関が、厚生労働省に対象講座として申請を行っていなければ、その講座の「教育訓練経費」は、対象となりません。
そのため補助を受けたい場合は、事前にその講座が対象講座が調べておく必要があります。
こちらの検索システムでまずご確認ください。
フォーサイト社労士講座は、対象講座になっているので、安心してください。
対象となっている講座の詳細は、後述します。
また国が認定した講座しかないので、安心して受講することができます。
個人で手続きするため会社にバレない
教育訓練給付制度は、会社を通して手続きをするものではありません。
自分でハローワークで手続きすることになります。
そのためこんな方も安心してください。
- 資格を取得してから転職しようと考えている
- 現在の仕事と全然関係ない資格取得を検討している
- 副業のためのスキルを身に着けたい
すべて会社にバレずに受給の手続きまで可能です。
「自分で手続きするの面倒だな」という方も、後ほど申請方法などについて、詳しく解説します。
難しいことは何ひとつないので、一緒に手続きしていきましょう。
自分に合っているか不安という方も安心
誰しも新しいことに挑戦するときは、期待と不安の両面が存在するものです。
「興味はあるんだけど、自分にこの職業あっているのかな」という方は、キャリアコンサルタントに相談しましょう。
キャリコンサルタントとは、お仕事に関するカウンセラーのようなイメージです。
国家資格を持ったキャリアコンサルタントに相談することで、自分の今後のキャリアに関する悩みも解消できる可能性があります。
転職について、誰にも相談できず、悩んでいる方は大勢いらっしゃいます。
相談から始めて、一歩踏み出しましょう。
指定講座の受講前1年以内に、キャリアコンサルタントによるコンサルティングを受けた場合は、最大2万円まで「教育訓練経費」に加えることができます。
受講前は、キャリアコンサルティングを受けることで、ミスマッチ防止にもなります。
対象者【こんな方も対象だった!?】
対象者【原則】
原則として、次の方は一般教育訓練給付の対象となり得ます。
雇用保険の被保険者の場合とそうでない場合に分けて見ていきましょう。
被保険者区分 | 要件 |
---|---|
雇用保険の被保険者 | 同じ会社に3年以上勤めている |
雇用保険の被保険者ではない | 雇用保険資格を喪失した日(離職日の翌日)以降、受講開始日までが1年以内であり、かつ同じ会社に3年以上勤めていた |
3年以上一般企業に勤めていれば、対象となります。
会社を退職した方も、対象となり得ますので、覚えておきましょう。
対象者【例外】
「3年も今の会社に勤めてないんだけど」という方も、次に該当する場合は対象となります。
ケース | 対象要件 |
---|---|
過去に受給したことがない場合 | 同じ会社に1年以上勤めていれば対象になる |
1社だけでは3年に満たない場合 | 退職前の勤務先の期間と通算可能。ただし、空白期間が1年を超えると通算できない |
これにより、ほとんどの会社員の方が対象となることがわかるかと思います。
ただ公務員の方は、教育訓練給付制度を受けることはできないので、ご注意ください。
訓練開始日の延長
雇用保険の被保険者でない者は、資格を喪失した日(離職日の翌日)から1年以内に訓練を開始しなければなりません。
ただその期間中に、引き続き30日以上訓練が開始できない理由が生じた場合は、訓練開始日の期限を延長することができます。
対象となる理由
- 妊娠
- 出産
- 育児
- 疾病
- 負傷等
こちらに該当すれば、最大19年間延長することができます。
育休中の方がこの制度を活用することで、職場復帰後のキャリアアップにも繋がります。
また延長する場合は、ハローワークに申請書の提出が必要です。
原則早めに提出する必要がありますが、「まだ提出してない」という方も諦めずハローワークに問合せしてください。
支給要件照会
これまで対象者の説明をしてきましたが、ハローワークに照会をすれば、「受講希望の講座が対象講座か」「自分は対象となるか」教えてもらえます。
次のサイトから必要事項入力し、本人確認できる書類と一緒にハローワークに提出するだけでOKです。
郵送でもできるので、こちらで確認することをおすすめします。
《参考元》ハローワークインターネットサービス:教育訓練給付金支給要件照会票
ここまでの解説で、「一般教育訓練給付制度」の概要を掴めたかと思います。
続いては、フォーサイト社労士講座で、どの講座が対象なのか解説していきます。
「その前に、フォーサイト社労士講座ってそんなにいいの?」という方は、まずこちらの「フォーサイト社労士講座を徹底分析【7万人に選ばれた講座の実態】」をご覧ください。

フォーサイト社労士の対象講座は?
対象コース
フォーサイト社労士講座で、「一般教育訓練給付制度」の対象講座となっているのは、次の3つです。
2つの対象講座
- バリューセット1
- バリューセット2
- バリューセット3
フォーサイトには合格に必要な教材が揃っているお得なバリューセットが3種類ありますが、そのすべてが教育訓練給付制度の対象講座となっております。
今回は、その中でも安価なバリューセット1と2を紹介します。
バリューセット1
セット内容 | 講座の特徴・注意点 |
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受講料 | 直近の実績(平成30年度) |
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直近の実績は、フォーサイトの自社調査ではなく、公的機関のデータになっています。
信憑性や調査方法については、こちらの「フォーサイト驚異的な社労士講座の合格率【全国平均4倍はウソ!?】」で解説しています。

「7万円台って、安すぎない?品質が悪いってこと?」という方、こちらの「フォーサイト社労士講座の注意点【初学者が最安コースで合格できるのか?】」でバリューセット1の内容について、ご確認ください。

バリューセット2
セット内容 | 講座の特徴・注意点 |
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受講料 | 直近の実績(平成30年度) |
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どのセットを選べばいいかわからないという方は、3つのバリューセットの特徴を詳しく解説していますので、こちらの「【フォーサイト社労士講座】知らないと損する3つのバリューセットの選び方」をどうぞ!

最後に、フォーサイト社労士講座を受講した場合の「一般教育訓練給付制度の申込みから支給までの流れ」を解説します。
講座の注文をする前に、必ずお読みください。
支給申請の流れを丁寧に解説
必要書類の作成や集めるのは、こちらの記事を読んで頂ければ、1時間もあれば終わります。
気楽な気持ちで読み進めてくださいね。
受給までの6つのステップ
1.最寄りのハローワークに支給要件を満たしているか確認
最寄りのハローワークに「支給要件照会」をすることをおすすめします。
次のサイトから必要事項を記入した後、印刷をし、身分証と一緒にハローワークに提出してください。
郵送でも受け付けてくれます。
「支給要件照会」については、こちら!
2.バリューセット1か2を選択して受講申込み
フォーサイト社労士講座で、給付金を活用する場合は「バリューセット1」か「バリューセット2」のどちらかを選択してください。
申込みの際に、教育訓練給付制度を「希望する」に必ずチェックを入れてください。
チェックを入れ忘れた場合は、必要書類が届きませんので、一度フォーサイトにお問い合わせください。
またバリューセット3は、少しお高めですが、他校の同等クラスの講座に比べれば安価に受講可能です。
「全額返金保証制度」の対象で、手厚いサポート制度がありますので、興味がある方はこちらの「フォーサイト社労士講座を再受講すべき?【無料で再受講する方法/しなくても合格できる方法(実証済み)を大公開】」をご覧ください。

3.2週間以内に必要書類を提出
フォーサイトから初回教材発送の際、教育訓練給付制度に関する書類が届きます。
その書類の必要事項を記入し、身分証の写し2週間以内に提出してください。
テキストは、この手続きをしてから、ゆっくり見るようにしましょう。
初回の発送日の目安を知りたい方は、こちらの「【フォーサイト社労士の受講者必見】初受験向けの学習スケジュールの立て方」でご確認ください。

4.修了認定基準を満たす
申し込めば全員が、助成金を受け取れるわけではありません。
対象講座で定めている基準を満たす必要があります。
フォーサイトの基準は次のとおり。
修了認定基準
受講期間中に、フォーサイトのeラーニング内の「確認テスト」を全回実施し、全回80点以上得点することが修了認定基準になります。
《参考元》フォーサイト公式:教育訓練給付制度について![]()
ハードルは非常に低いので、安心してください。
普通に勉強していたら、気づかないうちに基準を満たしているはずです。
「フォーサイトのeラーニングってなに?」という方は、こちらの「【社労士学習のトレンドeラーニング】フォーサイトManaBun(旧道場破り)の実力とは?」で詳しく解説しています。
フォーサイト社労士講座を7万人を超える人が受講する理由の一つが、eラーニングなので、よろしければどうぞ!

5.受講修了
受講修了後、必要書類を用意します。
- 教育訓練給付金支給申請書
- 教育訓練修了証明書
- 領収証
2と3は、ManaBun(eラーニング)内で出力できるので、印刷ボタン押すだけでOKです。
1の「教育訓練給付金支給申請書」も必要事項を入力するだけで、5分で終わります。
主な入力内容
- 個人番号
- 被保険者番号
- 名前
- 生年月日
- 指定番号
- 訓練名
- 訓練開始日および終了日
- 教育訓練経費
- キャリアコンサルティングの費用
- 住所
- 振込先など
《ハローワークインターネットサービス》教育訓練給付金支給申請書
6.申請手続き
これで最後です。
受講修了日の翌日(本試験日)から起算して1ヶ月以内に、最寄りのハローワークで必要書類を持って、手続きを行います。
必ずいる書類
- 先ほどの1~3の書類
- 本人・住所確認書類:運転免許証など(郵送の場合は、住民票の写しか印鑑証明書のみ)
- 個人番号(マイナンバー)確認書類及び身元(実在)確認書類
- 雇用保険被保険者証(雇用保険受給資格者証でも可)
- 振込先の通帳またはキャッシュカード(郵送の場合は、コピー)
- 教育訓練経費等確認書【pdf】
対象者のみの書類
- キャリアコンサルティングの費用に係る領収書
- キャリアコンサルティングの記録
- キャリアコンサルティング実施証明書
- 教育訓練給付適用対象期間延長通知書
1ヶ月を過ぎると、申請できません。
早めの手続きを心がけましょう。
申込みの際のよくある質問については、こちらを参照ください。
申請書類の作成・提出代行は、社労士の独占業務です。
練習だと思って、チャレンジしましょう。
教育訓練給付制度まとめ
- 会社員の方はほとんどの場合対象となる
- 公務員は対象とならない
- 教育訓練給付制度の手続きは、簡単
- フォーサイト社労士の指定講座は、バリューセット1と2
- 受講要件、提出期限は事前に確認