フォーサイト社労士講座を再受講すべき?【リベンジを果たすために行うべき3つの対策】
フォーサイトで残念ながら不合格だった方、こんな悩みを抱えていませんか?
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私は現在、一般企業で働く現役の社労士です。
私も過去に、フォーサイトを受講し、不合格となった経験があります。
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初受験では不合格、2回目はフォーサイト(前年の教材)と市販の教材を併用し、合格した実績があります。
そんな私が、フォーサイトで不合格だった方に向けて、これからどうすべきか、合格した年に取り組んだ試験対策などについても詳しく解説します。
フォーサイトを再受講して教材を新しくすべきか?【結論:不要です】
残念ながら社労士試験を不合格となり、再出発をしようとしているみなさん。
これからの受験勉強について、こんなことで悩んでいませんか?
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結論から言うと、フォーサイトを再受講する必要はありません。
その理由を解説します。
なぜ再受講が不要なのか?
毎年同じ通信講座を受講している方がいますが、私はその必要はないと考えています。
もちろんお金に余裕がある方は、受講してもOKです。
ただ、そんな方多くないでしょう。
お小遣い制のサラリーマンの方、育児にお金がかかる子育て世帯の方にとって、毎年の10万円前後の出費は死活問題です。
そんな方は、私が合格した年に取り組んだ方法を紹介するので、試してみてください。
ただ「通信講座を再受講すべき」という方の意見も正しいということも、理解しておいてください。
再受講しない場合の不安要素
「通信講座を再受講すべき」という意見があるのは、次のような不安要素があるからだと思われます。
不安要素3つ
不安要素 | 具体例 |
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最新の試験対策 |
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学習意欲 |
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テキストが見づらい |
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逆を言えば、この不安要素を取り除くことができれば、わざわざ高い受講料を払って、再受講する必要はありません。
最新の市販のテキストを購入するだけで、十分これらの不安を解消することができます。
ただ「市販のテキストの購入は考えていない」という方は、フォーサイトの再受講をご検討ください。
合格に必要な市販テキスト購入タイミング【合格者体験済み】
私は、前年のフォーサイトテキストと市販の教材を併用して、社労士試験に合格しました。
その学習の流れと教材の活用方法を、紹介したいと思います。
合格学習スケジュール
本試験までのスケジュールと合わせて、「参考書の購入タイミング」「参考書に合った学習のポイント」を解説します。
慰安期(9月)
不合格確定の方も微妙なラインの方も、本試験が終了してすぐは、ゆっくり英気を養いましょう。
どんな結果であれ、勉強を継続した自分を褒めてあげてください。
復習期(10~12月)
ここではまだ、市販の教材を購入する必要はありません。
前年のフォーサイトのテキストと講義動画を見ながら、基礎をしっかり復習していきましょう。
本試験の結果が不合格だった方は、本腰を入れて、基礎のインプットを年内に終わらせてください。
我慢期(1~3月)
年明けすぐ次のテキストを揃えてください。
購入参考書
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一気にたくさんのテキストを買わないのが、ポイントです。
とりあえず、ひたすら過去問3周しましょう。
一問一答形式で、問題を解くことをおすすめします。
「過去問を一問一答形式で解く方法」「テキスト別の勉強法」は、「【社労士資格を取得するための必須参考書】独学で突破するための活用術を徹底解説!」で紹介しています。
私が合格した年に、購入した市販のテキストも紹介してますので、よろしければ参考にしてください!
基本テキストは、辞書代わりに使いましょう。
時間を掛けて読み込む必要はありません。
インプットは、横断学習テキスト中心に行うことがおすすめです。
アウトプットと知識の整理を同時に行うことができます。
番外編
私は受験期間中、通勤時にフォーサイトの講義動画の音声だけをずっと聴いていました。 ただ聴き流すだけでOKです。 意外と耳で聴いたことって、頭に残っているものなので、おすすめですよ。 |
安定期(4月)
この時点で過去問は、ほぼ解けるようになっているかと思います。
4周目以降は、2,3周目に間違えた選択肢だけ確認するようにしましょう。
2,3周目で、正誤の根拠まで理解できていれば、本番でもその論点は解けるので、安心してください。
この時期から「選択式対策」「一般常識の法令対策」を始めましょう。
購入参考書
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一般常識の法令対策は、それ用のテキストを購入する必要はありません。
基本テキストで学習するようにしましょう。
覚醒期(5~6月)
ここからは、次の対策が必要です。
購入参考書
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1冊ずつ参考書を揃えてください。
予備校で、受験する形式の模試も受験することをおすすめします。
私は、TACで6月と7月に1回ずつ受験しました。
おすすめポイント
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大切なのは、模擬試験の結果が良くなくても落ち込まないこと。
この段階で点数が良くないという方は、意外と多いです。
私も6月と7月の模試で、どちらともD判定だったので大丈夫です。
ただ、見直しは絶対してくださいね。
むしろ見直しに時間を掛けてください。
仕上期(7月)
7月は、総仕上げの時期になります。
次の学習などをして、問題を解く精度を高めていきましょう。
学習内容
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ここまでできたら、インプットとアウトプットの質が、相当高いものになっているはずです。
最後の1ヶ月は、これらをより本試験で発揮できる能力に、磨いていきましょう。
決戦期(8月)
休みの日は、本試験と同様の条件で学習するようにしましょう。
本試験と次の条件を合わせてください。
条件
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問題は、購入した模擬試験や予備校の模試を利用するといいでしょう。
また過去の本試験問題を活用するものいいですよ。
過去の試験問題は、社労士試験のオフィシャルサイトでダウンロードできます。
またここでも、見直しにこそ時間を掛けることをお忘れなく!
番外編
本試験直前は、新しいことを覚えようというより、メンタルの調整の方が大切です。
ある程度割り切ることも必要なのです。 私は、本試験の週は絶対解ける問題しか解きませんでした。 これにより、「今週一問も間違ってないわ」「解けない問題ないなあ」と、自信をもって本試験に臨むことができました。 ぜひ真似してみてください。 |
以上の学習ができれば、フォーサイトを再受講する必要はありません。
私が実践し、合格した実績のある方法なので、信憑性はあると思います。
ただ、これらの学習法は、前年に学習時間をちゃんと確保できた方を対象としています。
前年度に学習時間が足らず、まったく基礎知識、法令理解ができていないという方は、この学習法はおすすめできません。
基礎知識や法令理解については、動画で学んだ方が絶対早いからです。
なので次のような方は、フォーサイト社労士講座の再受講をおすすめします。
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不安で学習効率が下がるのは、よろしくありません。
社労士試験は試験範囲が膨大です。
いかに効率的に学習するかがポイントです。
また通信講座で学習時間を確保できない方は、独学ではもっと確保できません。
生活習慣や学習スケジュールの見直しを検討してください。
こちらの「社労士試験に必要な勉強時間とは?【時短できる良質な勉強法】」では、フォーサイトの発送スケジュールに合わせて年間の学習スケジュールを作成しました。
「これをしなかったら合格できなかった」という勉強法も解説してますので、勉強法などに悩んでいる方は、参考にご覧ください。
続いては、フォーサイト「全額返金保証制度」について解説します。
心配性の方の悩みを解消できる制度になっています。
不安なら全額返金保証制度を活用しよう!
昨年バリューセット1もしくは2を受講した方は、バリューセット3は高いからと敬遠したかもしれません。
ただ、バリューセット3には、次のような特典があります。
バリューセット3にしかない特典
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それぞれ詳しく見ていきましょう。
全額返金保証制度
バリューセット3を受講する一番のメリットは、「全額返金保証制度」でしょう。
「全額返金保証制度」は、バリューセット3を受講すれば、不合格でも受講料の全額が戻って来る制度です。
「金銭面」「精神面」「学習面」でもプラスに働く可能性が高いです。
「また不合格になったらどうしよう」と考えながら学習すると、学習効率も下がりますし、精神的にも良くありません。
バリューセット3は、バリューセット2と1万円ほどしか変わらないので、金銭的な負担も少なくて済みます。
ただ、「全額返金保証制度」は、合格に向けて一定時間以上の学習をして、ある程度の成績を残した方のみ返金される制度になっています。
全員が全額返金されるわけではないことに、注意してください。
全額返金保証制度の注意点
2025年度試験対策を受講の方に関しては、次の条件をすべて満たすことで全額返金されることになります。
【フォーサイト】全額返金保証制度の適用条件
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このように全額返金の条件を満たすには、合格できるレベルでないと難しいことがわかるかと思います。
ただバリューセット2の受講を検討している方は、プラス1万円でこの安心な制度がついてくるので選択肢に入れてみてください。
全額返金保証制度の詳細については、フォーサイトの公式サイトか資料請求をしてご確認ください。
バリューセット3を受講するメリットは、他にもありますよ。
過去問 一問一答演習
バリューセット3の受講生のみ過去問演習システムを利用することができます。
本試験向けの実力が付く機能
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一問一答形式で解くことで、他の選択肢に左右されません。
過去問を何周もしていると、「これAが×だから、B~Eは〇だったな」と思いながら回答したりしてませんか。
その勉強の仕方は、本試験で選択肢が変わると解けなくなる恐れがあります。
過去問を解くときは、なんで正解なのか不正解なのかその根拠を理解することが大切です。
その力が身に着く一番最適な学習法が、一問一答なのです。
また本試験の択一式は、時間との勝負とも言えます。
全70問を210分で解かなければなりません。
つまり一問3分ペースです。
その回答するスピードを着けることも大切です。
そのため過去問演習システムでは、時間制限が設けられており、本試験で焦らないための対策ができます。
過去問演習システムは、eラーニングシステムでも学習可能。
外出中のスキマ時間にスマホがあれば、利用できます。
eラーニングシステムの詳しい機能については、「フォーサイト社労士マナブンの使い方ガイド!合格者から学ぶ短期合格の秘訣と学習戦略」をご覧ください。
DVDオプションが選べる
バリューセット3は、唯一DVDが付いてくるセットになります。(通常のバリューセット3に+12,000円)
講義動画は、eラーニング上で再生できますが、DVD派の方はこちら選択してください。
以上がバリューセット3の特典紹介でした。
昨年バリューセット1もしくは2を受講して、不合格となってしまったという方は、バリューセット3の再受講を検討してみてください。
最後に、私がこれをやったから合格できたという、3つの対策を紹介します。
【社労士試験へのリベンジ】合格者がやっている3つ対策
合格に必須だとわかっているけど、意外と軽視してしまう対策を3つ紹介します。
合格必須対策3選
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選択式対策
結構、選択式対策に時間を掛けない方が多いような気がします。
選択式対策には、こんなメリットがあります。
選択式対策のメリット
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どんなに実力があっても選択式の1点に泣いている方は、毎年たくさんいます。
また選択式対策をする理由は、これだけではありません。
選択式の手ごたえ次第で、午後の択一式試験にも響くということです。
私は選択式対策により、本試験当日の手ごたえが良く、「これいけるな」という気持ちになり、択一式でもいい結果が出たのだと思います。
短期間ではなく、ぜひ長期的にじっくり対策するようにしてください。
足切り対策については、「社労士試験の足切り回避法:落とし穴を避けて合格する秘訣【リアルな失敗談を大公開】」で詳しく解説しています。
一般常識法令問題
みなさん一般常識2科目では、法改正や白書・統計調査などをしっかり対策されているかと思います。
ただ、社労士試験のメインの科目以外の周辺法令からも出題があります。
「白書・統計調査」「労働経済」などで点数を取るのは、結構難しいです。
そのため、周辺法令の問題で点数が取れないと、選択式で足切りされる可能性が高まります。
重要な周辺法令は、次のようなものがあります。
労一
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社一
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非常にサジ加減が難しいのですが、ポイントは勉強し過ぎないことです。
「どっちだよ!」と思われるかもしれませんが、もちろん勉強しないで点数が取れるものではありません。
ただこれらの法令も、労基法などのメインの科目と同じぐらいボリュームがある法令です。
それをメイン科目の熱量で、勉強時間を割いても、その年にその科目が出題されるかわかりません。
基本テキストに記載されている、重要論点をしっかり押さえることが大切。
深追いは禁物です。
本試験対策
本試験に備えた学習をすることが一番大切です。
こんな状態で本試験に臨んでいる方いませんか?
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みなさんが受けようとしているのは、こんな試験です。
社労士試験の概要
選択式 | 択一式 | |
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着席時間 | 10:00 | 12:50 |
試験時間 | 10:30~12:50(80分) | 13:20~16:50(210分) |
科目数×配点 | 8科目×各5点満点 | 7科目×各10点満点 |
《参照元:社会保険労務士試験オフィシャルサイト》第52回(令和2年度)社会保険労務士試験受験案内【pdf】
本試験までに、本試験の時間帯と同じ問題数を解く練習は、必ずしてください。
これをやらないということは、フルマラソンの選手が、42.195キロ走る練習せずに、オリンピック予選に出場するのと同じようなものです。
普段自宅で勉強している方は、自宅以外のカフェや図書館で、本試験を想定した練習をするといいですよ。
以上が合格者が絶対やっている試験対策でした。
偉そうなことを言ってますが、私も受験勉強を失敗したことのある人間です。
その失敗談は、「【フォーサイト失敗談】社労士に不合格となった理由は?評判や価格、合格率を徹底分析!」で紹介しています。
ただ、私はその失敗を無駄なことだったとは思っていません。
どんなことでも失敗は付き物です。
その失敗を乗り越えようとした考え方や経験、そして「合格のために勉強した、その習慣」にこそ価値があるのです。
【フォーサイト社労士講座】再受講まとめ
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