【派遣事務転職】未経験でも転職可能?現役派遣社員の体験談大公開!
派遣事務の転職を検討されている方で、こんなお悩みはありませんか?
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事務未経験だけど大丈夫?
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優秀な人しか採用されないでしょ?
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派遣の給与で生活できるのか不安。
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安定してなさそう。
こういった悩みに答えます。
✔本記事の内容
- 事務未経験でも転職可能な3つの理由
- 事務未経験からの派遣転職した体験談
- 派遣社員として働くメリット・デメリット
私は都内で働く現役の社労士です。
近年、事務職への転職の人気が高まっているように感じます。
私の会社では、事務未経験者の方や若い派遣社員の方も多く働いています。
また私の妻も未経験から事務転職を果たし、現在も派遣社員として働いています。
本記事では、そんな方々からの体験談を基に、転職体験談も紹介します。
みなさんのお悩みを解決できる記事となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
未経験でも派遣事務に転職可能な3つの理由
事務職に就きたいけど、未経験だから諦めている方もいるのではないでしょうか。
実際は、未経験でも十分事務職への転職が可能です。
その理由は以下の通り。
- 事務未経験OKな求人が多い
- 派遣会社で事務業務の研修が開催されている
- 前職の経験や資格を活かすことができる
それぞれ詳しく解説していきます。
1.事務未経験OKな求人が多い
派遣の求人情報の中には「事務未経験OK」や「事務未経験者歓迎」といった募集も多く存在します。
専門的なPCスキルを必要としないお仕事は、事務未経験の方でも採用されるチャンスが多く、チャレンジしやすいでしょう。
2.派遣会社で事務業務の研修が開催されている
派遣前に研修や講習を開催している派遣会社が多いです。
例えば次のような研修が挙げられます。
- 基本的なPC操作
- ビジネスメール
- OFFICEソフト講座(Excel・Word・powerpoint等)
- ビジネスマナー講座
- 電話応対、クレーム講座
事務未経験の方は、積極的に派遣会社の事務研修を受けて、基本的なPCスキルやビジネスマナーを習得しましょう。
少しでもスキルを身に着けることができれば、事務未経験に対する不安要素が少なくなり、採用される確率も高まります。
3.前職の経験や資格を活かすことができる
事務といってもPC業務だけではなく、以下のような業務も含まれます。
- 来客対応
- 電話応対
- 備品管理
- 郵便物の仕分け等
来客や電話応対は、コミュニケーション能力が求められる業務です。
そのため、接客業で働いていた方は、過去の経験を活かすことができます。
また、事務未経験の方でも次のような資格を持っている場合は、採用される確率が高くなります。
- 簿記検定
- 語学系資格(英検やTOEIC)
- PC資格等
簿記検定
事務職に就くと、日々数字と格闘することになります。
その際、簿記の知識は非常に役立ちます。
簿記の知識があれば経理業務や給与計算業務等、ワンランク上の業務をこなすことができます。
特に簿記2級以上の資格があれば、即戦力として転職活動にも有利に働くでしょう。
簿記2級は転職に有利?【人事担当者が教える本当の市場価値と短期合格法】
語学系資格(英検やTOEIC)
語学系の資格を持っている方は、外資系の企業で活躍することも可能です。
日本人は英語などに対して苦手意識があるので、少しの語学スキルでもライバルと差を付け、大きなアドバンテージになりますよ。
また外資系企業は、高単価の求人が多いのでキャリアアップにもつながります。
【外資系人事への転職を成功させる3つのコツ】外資系企業のメリット・デメリットを徹底解剖
PC資格等
PC系の資格を取るのもおすすめです。
特にマイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)は、取得する利点が大きいです。
理由は次の3つです。
- どこでも通用する
- 短期間で取得可能
- 習得コストが安い
Excel・Word・powerpoint等のどの企業でも使われる必須スキルを身に着けることができます。
取得難易度もそれほど高くなく、最短1カ月以内に取得可能です。
また市販のテキストで独学で学習すれば、2,3千円で学習ができるので、コスパ最強の資格と言えます。
事務職への転職を考えている方は、転職活動と並行して資格取得するのもおすすめです。
事務職に役立つ資格はまだまだたくさんあるので、ぜひ他の資格も検討してみてください。
人事・総務・経理の役立つ資格を徹底分析【難易度別おすすめ資格一覧表を大公開】
以上、未経験でも事務職に転職できる理由を解説しました。
「本当にそんなうまくいくのかな?」と思っている方もいるかもしれません。
私の周りにも未経験から事務所に転職した方は、大勢いらっしゃいます。
次章では、そんな方々の体験談を紹介します。
事務未経験からの派遣転職した体験談
今回は未経験から派遣事務への転職を果たした2名の方の体験談を紹介します。
- 元接客業25歳女性 ~派遣会社の手厚いサポートのおかげで転職できた~
- 元空港職員31歳女性 ~夢の外資系企業への転職~
ケース1:元接客業 25歳女性の場合
元接客業の25歳女性
派遣会社の担当者が求人紹介~派遣終了までサポートしてくれた
派遣のお仕事開始までの流れは、おおよそ次の通りです。
一人一人に派遣の担当者が付き、登録〜派遣終了までサポートしてくれます。
例えば、私の会社の派遣社員の方は、派遣登録時の面談で担当者に次のことを伝え、条件に合った求人を探してもらったそうです。
- 事務未経験だけど事務職に就きたい
- 今持っているPCスキル
- 保有している資格
- 前職で培った経験
派遣社員なら、採用後でも日々困ったことがあれば、随時担当者に相談することができます。
なので事務が未経験な方でも安心して働くことができます。
正社員として一人で転職活動をするよりも、担当者のサポートを受けながら、派遣社員として転職活動をする方が負担も少なく、よりスムーズに転職できたそうですよ。
なので未経験から事務転職を検討している方は、初めは派遣からスタートすることをおすすめします。
ケース2:元空港職員 31歳女性の場合
元空港職員の31歳女性
TOEICや英検資格等の資格が役立った
元空港職員の方の場合は、前職の経験や保有資格を活かして、英語を使う事務職の求人を探していたそうです。
事務未経験でもTOIEC750点/英検2級の資格を保有していたのが強みとなり、次のような業界の派遣事務を経験することができました。
- 外資系企業
- 貿易会社
また、英語力が求められる事務の場合は、一般事務に比べて高収入の求人が多いです。
事務未経験でも、過去に勉強して取得した資格があると、選べる業界の幅が確実に広がるでしょう。
以上2名の方の体験談を紹介しました。
派遣で事務職として働くイメージが沸いたのではないでしょうか。
「正直、派遣社員の給料で暮らしていけるの?」「やっぱり正社員として働いた方がいいのでは?」といった疑問や不安を持っている方が多いのではないでしょうか。
そんな方のために、最後に派遣社員として働くメリット・デメリットについて解説していきます。
派遣社員として働くメリット・デメリット
まずは派遣社員のデメリットから紹介します。
派遣で働く3つのデメリット
- 契約を打ち切られる可能性がある
- 正社員と比べて、収入が少ない
- やりがいを感じにくい
契約を打ち切られる可能性がある
「有期雇用契約」の場合、2〜6カ月の契約期間毎に契約が更新されます。
しかし能力不足や経営不振による人員削減の対象になった場合は、派遣先が契約を更新しないといったケースが考えられます。
その場合は、契約期間が終了したら新しい仕事を探さなければなりません。
「派遣=安定していない」というイメージはここから来ているのではないでしょうか。
また、派遣契約では、同じ企業の同じ部署で働けるのは原則最長3年と定められています。
希望通りの仕事内容で働くことができても、3年以上同じ場所で働けないのが派遣のデメリットといえます。
正社員と比べて収入が少ない
派遣社員が正社員より収入が低くなってしまう理由は、次の通りです。
- ボーナスがないケースが多い
- 時給の場合、稼働日が少ない月は収入が下がる
- 定期的な昇給は難しい
中には高収入な求人も多くありますが、派遣の仕事はボーナスはほぼ望めません。
臨時収入には期待しないほうがいいでしょう。
また、給与が時給計算の場合、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの休みの多い月は収入がグッと下がってしまいます。
それを避けたい場合は、給料形態が月給の求人を選ぶのがおすすめです。
そして、正社員のように定期的に昇給があるわけではありません。
営業担当に自ら交渉して昇給してもらうケースがほとんどで、昇給交渉のタイミングは、1年に1回、というのが一般的と言われています。
黙っていても派遣会社側は給与を上げてくれないので、言いづらくて給与が上がらない方が多いようです。
ただ、昔と比べて派遣社員の給与は、右肩上がりに上昇しています。
次の表は、厚生労働省により概ね3年に一度行われる「賃金構造基本統計調査」の非正規社員の男女別の平均月収になります。
年 |
男女計 |
男 |
女 |
平成17年 |
191.4千円 |
221.3千円 |
168.4千円 |
平成18年 |
191.0千円 |
222.8千円 |
165.4千円 |
平成19年 |
192.9千円 |
224.3千円 |
168.8千円 |
平成20年 |
194.8千円 |
224.0千円 |
170.5千円 |
平成21年 |
194.6千円 |
222.0千円 |
172.1千円 |
平成22年 |
198.1千円 |
228.8千円 |
170.9千円 |
平成23年 |
195.9千円 |
222.2千円 |
172.2千円 |
平成24年 |
196.4千円 |
218.4千円 |
174.8千円 |
平成25年 |
195.3千円 |
216.9千円 |
173.9千円 |
平成26年 |
200.3千円 |
222.2千円 |
179.2千円 |
平成27年 |
205.1千円 |
229.1千円 |
181.0千円 |
平成28年 |
211.8千円 |
235.4千円 |
188.6千円 |
平成29年 |
210.8千円 |
234.5千円 |
189.7千円 |
平成30年 |
209.4千円 |
232.5千円 |
187.9千円 |
令和元年 |
211.2千円 |
234.8千円 |
189.1千円 |
令和2年 |
214.8千円 |
240.2千円 |
193.3千円 |
令和3年 |
216.7千円 |
241.3千円 |
195.4千円 |
【参考】厚生労働省:令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況
昔と比較して派遣社員の社会的信用度も高まっており、今後も給与水準が上がっていくことが予想されます。
また人手不足による賃金の高騰がコロナ後、更に加速する可能性が高いので、派遣社員として働くには今が一番いい時期と言えます。
やりがいを感じにくい
派遣社員にどんな仕事を任せるかは、それぞれ派遣先の会社によって変わってきます。
派遣の仕事はあくまでも派遣先の社員のサポート業務が多く、責任が伴う難しい仕事よりも、淡々とこなす単純作業の方が多いです。
また事務職は特に、毎日同じ作業を繰り返す仕事が多いので、モチベーションを保ちにくいのがデメリットと言えます。
自分から率先して動きたい、難しいタスクをこなす仕事がしたい方は正社員を選んだ方がいいでしょう。
ルーティンワークが好きな方には派遣で働くことをおすすめします。
次は派遣社員のメリットについて解説します。
あまり知られてない派遣で働くメリット
以下が派遣社員として働くメリットです。
- 未経験の職種に挑戦しやすい
- 大手企業で働くことができる
- ワークライフバランスが整う
- 副業できる
詳しく解説していきます。
未経験の職種に挑戦しやすい
ここまで未経験でも事務転職は、充分に可能なことを解説してきました。
事務職といっても、以下のような幅広い業界で求人が出ています。
- 商社
- 物流、貿易会社
- 不動産会社
- アパレル本社
- 食品メーカー、機器メーカー、自動車メーカー
- 出版社
- 保険会社など
どの業界も「事務未経験OK」で求人を出していることもあり、様々な業界の事務職に挑戦ができるのは、派遣特有のメリットではないでしょうか。
大手企業で働くことができる
幅広い業界の中でも超大手といわれる企業も派遣求人を出しています。
正社員では働くことが難しい企業も、派遣社員なら働くことができるかもしれません。
また、大手企業だと働いている派遣社員の数も多く、すでに派遣社員が働きやすい環境が整っている場合があります。
そのような企業は派遣社員への理解も高いので、未経験でも安心して働くことができますよ。
また大手企業には、派遣社員を正社員へ登用する制度がある企業が多いです。
まずは派遣社員からキャリアをスタートし、経験を積んでキャリアアップを目指す選択肢を検討するのもいいでしょう。
【人事転職】大手企業の人事として転職を成功させる4つのコツと企業選びの3つの注意点
ワークライフバランスが整う
ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスが取れた状態のことをいいます。
生きていく上で仕事は大切ですが、充実した人生を送るためには、家族との時間や趣味の時間といったプライベートな時間も大事にしたいですよね。
派遣社員として働くと、ワークライフバランスが整う理由は次の通りです。
- 残業が少ない
- 会社のイベント・飲み会に無理に参加しなくていい
派遣の求人情報には、基本的に残業の有無・残業の平均時間が記載されています。
なるべく定時で上がりたいという方は、残業0時間〜10時間/月といった求人を探しましょう。
求人に応募する前に、必ず残業時間について確認することが大切です。
また、派遣社員の意外にも大きなメリットといえるのが、会社のイベントや飲み会に無理に参加しなくていいという点です。
プライベートな時間を割いて、上司との飲み会・取引先との接待に参加したくない方も多いと思います。
派遣社員であれば無理に参加する必要もありませんし、断っても問題ありません。
参加を強制させる会社があれば、会社側に問題がありますので、派遣の担当者に相談等をして対処してもらいましょう。
このように派遣社員として働くことで、プライベートな時間を十分に確保することが可能と言えます。
それは心の余裕にも繋がりやすく、お金の余裕にも繋がるかもしれません。
お金の余裕については、次のメリットで説明したいと思います。
副業ができる
正社員だと会社側から副業を禁止されて、副業ができない方も多いのではないでしょうか。
それに比べ、派遣社員は副業可能ですので、副業で収入を増やしている方が年々増えてきています。
前述した通り、派遣の仕事は予め残業時間を調整しやすく、会社の飲み会等に時間を割くことがない分、副業に十分な時間を費やすことができます。
以上、派遣社員のメリットとデメリットを解説しました。
派遣社員なら未経験でも事務転職が十分に可能なことがお分かり頂けたかと思います。
また、今まで挑戦してみたかった業界で働くことができるチャンスかもしれません。
まずは自分に合った条件の派遣求人を探す第一歩を一緒に踏み出しませんか?