結婚や出産・育児など、ライフイベントごとに働き方に悩んで転職を考える女性は多いのではないでしょうか?
せっかく人事として転職をするなら、ライフイベントに関わらず、長く働くことができる転職先を見つけたいですよね。
この記事では、「人事に転職する女性が働きやすい転職先の選び方」や「女性の転職におすすめの転職サイト」などについて紹介します。
「長く活躍できる会社に転職したい」と考えている人は、ぜひ参考にしてください。
【人事への転職】女性が働きやすい転職先の選び方
人事として転職し、長く働きたい場合は、女性が働きやすい転職先を選びましょう。
こちらでは、女性が働きやすい会社の確認方法や選び方について説明します。
女性が働きやすい企業の6つのチェック項目
- 女性正社員比率を確認する
- 育児休暇が利用されているかを確認する
- 勤続年数や平均年齢の男女差を確認する
- 多様な働き方ができるかを確認する
- 面接でオフィスの雰囲気を確認する
- 女性の働きやすさが評価・認定されている企業を選ぶ
女性正社員比率を確認する
女性が多い職場であれば、女性ならではの心身の不調を気遣ってもらえたり、女性が働きやすい設備が整っている場合があります。
求人に応募する前に女性正社員比率を確認しましょう。
女性の正社員比率が20%以上であれば、社員全体の5分の1は女性となるので、女性が働きやすい環境である可能性が高くなります。
業界によって男女比率に特徴がありますが、出産や子育て以降も長く働くことを考えているのであれば、女性社員が多い業界・会社を選ぶことをおすすめします。
また、将来的に管理職を目指すなら、女性管理職の割合が高い会社かどうかを確認しましょう。
育児休暇が利用されているかを確認する
育児休暇制度があっても以下の場合だと、出産後に働きにくくなってしまうケースがあります。
- 利用実績がない
- 育休を言い出しにくい
- 育休をとっても復職している社員がいない
出産後も働き続けるのであれば、育児休暇制度の利用率が高く、復職している女性が多いかどうかを確認しましょう。
育休を取得して復職している女性が多い職場であれば、育児中でも仕事と家庭の両立がしやすい職場環境が整っている可能性が高いです。
勤続年数や平均年齢の男女差を確認する
女性が働きにくい職場は、女性が多く退職するため勤続年数や平均年齢で男女差が出ます。
マイナビ転職の調査によると女性の勤続年数は、男性よりも平均4.7年短くなっています。
出産・育児サポートが整っている職場ほど勤続年数の男女差が小さく、女性が長く働きやすい制度が整っていると言えます。
勤続年数や平均年齢は企業の公式サイトや転職サイトで確認できますが、サイトで確認できない場合は、転職エージェントの担当者に相談して調べてもらいましょう。
多様な働き方ができるかを確認する
仕事の時間を柔軟に調整できるフレックスタイム制や在宅勤務、時短勤務制度などの多様な働き方を積極的に採用している職場が増えています。
そのような労働環境であれば、「出産」「育児」「介護」などと両立しながら仕事を続けることができます。
また、業務をオンラインで済ませる会社や直行直帰のルート営業、在宅勤務のカスタマーサポート職など、出社しなくても仕事を行うことができる企業は多くあります。
しっかり仕事をしていれば、勤務の合間に子供の学校行事に参加したり、子供を病院に連れていくということを許可している会社も多数あります。
サポートが充実していて多様な働き方ができる職場を選ぶと良いでしょう。
面接でオフィスの雰囲気を確認する
企業サイトなどで、事前に応募企業の情報を得ることは重要ですが、実際に面接に行ったときにオフィスの雰囲気を確認することも非常に大切です。
トイレやフリースペースなどが清潔か、女性が利用しやすいか、男女比率はどうか、女性が働きやすい雰囲気であるかなど自分の目で確かめましょう。
女性の働きやすさが評価・認定されている企業を選ぶ
「なでしこ銘柄」や「くるみん認定」など、厚生労働省や経済産業省が主体となり「女性が働きやすい企業」であることを認定する制度があります。
これらの制度で認定された企業は、女性が働きやすい環境が整っているので、転職先を選ぶ時の参考になるでしょう。
こちらでは、認定制度をいくつか説明します。
なでしこ銘柄
「なでしこ銘柄」は、女性の活躍に積極的な上場企業(東証一部、東証二部、マザーズ、JASDAQ)から選定されています。
「経済産業省」と「東京証券取引所」が共同で行っており、女性取締役が複数いること、女性取締役比率が10%以上などの基準で選ばれます。
くるみんマーク
「くるみん認定」は、仕事と子育ての両立をサポートしている企業を認定する厚生労働省が実施する制度です。
「くるみん認定」の主な認定基準
- 女性の育児休業取得率が75%以上であること
- 短時間勤務
- 在宅勤務・テレワークなどの労働条件の整備
- 男性の育児休業取得が7%以上であること など
えるぼし認定
「えるぼし認定」は、女性が採用されてから仕事をしていく中で能力を発揮しやすい職場であるかどうかを認定する厚生労働省の制度です。
「えるぼし認定」の5つの評価項目
- 採用
- 継続就業
- 労働時間等の働き方
- 管理職比率
- 多様なキャリアコース
より高い水準の基準を満たしている企業は「プラチナえるぼし認定」を受けることが可能です。
以上の解説で、女性が働きやすい企業がどんなところかイメージができたかと思います。
ただ、自分でこれらすべての情報を集めるのは大変です。
そんな時は、「女性の転職に強い転職エージェント」を活用することをおすすめします。
【人事への転職】女性におすすめの転職エージェント・転職サイト3選
人事への転職を考えている女性におすすめの転職エージェント・転職サイトを紹介します。
「転職エージェント」「転職サイト」は複数利用してサービス内容を比較し、最終的に自分に一番合っているものを選ぶことをおすすめします。
①type女性の転職エージェント
「type女性の転職エージェント」は、18年以上の実績を持つ女性向けの転職エージェントです。
長く運営しているため、長期的に付き合いのある企業も多くあり、転職ノウハウも豊富です。
結婚・出産・子育てなど女性特有の悩みに寄り添ってくれます。
また、年間5,000人以上のキャリアカウンセリング、年間数百人の転職支援を行っています。
さらに以下の転職サポートサービスが充実しているところも魅力です。
- 女性向けの面接メイクアップサービス
- 書類添削
- 年収交渉など
②女性の転職マイナビAGENT
「女性の転職マイナビAGENT」は、主に次のアドバイザーがあなたの転職をサポートしてくれます。
- 女性の転職市場に詳しいキャリアアドバイザー
- 企業への営業担当をしているリクルーティングアドバイザー
マイナビAGENT独自の求人や非公開求人が豊富なので、自分の希望に合った求人を見つけやすいことが特徴です。
また、「女性が活躍できる企業選び」や「ワークライフバランスを重視して働きたい」「キャリアアップできる転職先を見つけたい」などの悩みを解決してくれます。
③リブズキャリア
「リブズキャリア」は、登録者数20万人を超える女性のための転職サイトです。
求人を出している企業の「性別比率」や「ワーキングペアレンツ率」などダイバーシティを表す数値が表示されます。
そのため、女性が働きやすい職場であるかどうかをまず数字で判断することができます。
また、「リモートワーク」や「フレックスタイム制」「週4勤務」など、柔軟な勤務形態の求人も多く、出産・育児などのライフイベントに合った転職先を見つけやすいサイトです。
「求人のレコメンド機能」や「企業からのスカウト機能」などがあるので、自分に合った求人を見つけやすい転職サイトです。
《公式サイト》LiBz CAREER
女性が働きやすい転職先を見つけよう
女性が長く働くうえで重要なのが、出産・育児・介護などのライフイベントが起きたときに問題なく働き続けられる職場環境であるかどうかです。
女性が多く働いている会社や育休・時短勤務などを気兼ねなく取得できる会社であれば、女性も長く働ける転職先であると言えます。
せっかく人事へ転職するなら、女性が働きやすい転職先を見つけて生き生きと働きましょう。
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